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【和歌山ホームページ集客実践塾】PCユーザー切り捨て?流行中?モバイル特化型ウェブサイトって何?
2024年5月19日
- メイちゃん
このサイト変わったデザインだなぁ。パソコンで見てもモバイルサイトの表示って・・・ - チョーさん
お、それはこの間リニューアルした〇△広告社のウェブサイトじゃないか。なかなか攻めてるよねぇ。私もモバイル特化型ウェブサイト今度やってみよっかなー。 - メイちゃん:
モバイル特化型ウェブサイト?なんですかそれ? - チョーさん:
え、知らないの?それは問題だなぁ・・。モバイル特化型ウェブサイトっていうのは、その名の通りモバイル端末での表示しかさせない、モバイルに特化したウェブサイトの事だよ。最近ちょっと流行りになってるんだ。 - メイちゃん:
そうなんですね。どうして流行ってるんでしょう? - チョーさん:
よし。じゃあ私が説明してしんぜよう!モバイル特化型ウェブサイトが流行ってるのにはいくつか理由があるんだ。
モバイル特化型ウェブサイトとは?
最近ちょくちょく見かける「モバイル特化型」ウェブサイト。どんなものかわかりますか?
例えば、以下のデザインのようなサイトの事を言います。もし可能なら、パソコンから見てください。
パソコンから見た場合、本文領域だけがスクロールされ、それ以外の左右の領域は変化しないことがわかります。スマホから見た場合にはわかりにくく、通常のスマホサイトと何ら変わらないように見えるでしょう。(※実際にご覧いただくのが一番ですので、以下サイトのサムネイルをクリックしてサイトを閲覧してみてください。)
このサイトの特徴は・・・、そう、モバイルユーザーにしか目を向けていないという点です。
言わばPCユーザー切り捨てのデザインなのです。モバイル端末ユーザーがインターネット利用者の主流を占める昨今ではありますが、なかなか大胆な戦略ですよね。
どうしてこういうデザインが生まれたのでしょうか?
それは、主に以下のような理由が考えられます。
モバイル特化型ウェブサイト5つのメリット
メリット1.開発コストの削減
モバイル特化型デザインの一番の魅力は何といっても制作コストの削減です。
デスクトップとモバイル用のコードを書き分ける必要がなくなるため、制作の手間や時間、そしてそれに伴うコストが大幅に削減できます。ウェブサイトの開設に多額に予算を割くことができないケースには大きなメリットとなります。また、予算と工数が大幅に削減できるということは、そのリソースを他の重要な部分に投入できるということでもあります。
メリット2.制作期間の短縮
すでに「メリット1」で述べましたが、制作に要する時間が短くなるということは、それだけスピーディーにサイトを公開することができるようになります。もちろんサイト制作期間は制作にかかる作業時間にのみ依存するものではありません。例えば、クライアントに原稿や写真素材を準備してもらったり、公開前のチェックが何重にも行われたりする場合などは、いくら制作の負担が軽いとしても、制作期間としては結局伸びてしまうことも考えられます。しかしながら、少なくとも制作作業にかける時間は軽減されるため、平均的には制作期間も短縮されることが期待できます。
メリット3.サイトの高速化
次に得られるメリットとして考えられるのは、サイトの高速化です。通常、ホームページをスマホ対応させる場合には「レスポンシブ対応」といってパソコン、タブレット、スマートフォンという複数の端末に最適化するよう、それぞれの画面サイズに合わせたデザイン設定がなされます。つまり、それだけソースを複雑化させる必要があるということです。これに対して、スマートフォンのみに対象を絞る場合、それらの配慮は不要であり、ソースを極限まで軽くすることができるのです。
また、サイトスピードが改善すると、その分SEOにも良い影響があります。
メリット4.ユーザー体験の向上・離脱率の低下
サイトが高速化するということは、それだけユーザーが快適に使えるサイトになります。よって、ユーザーの満足度向上、結果として離脱率も低下します。インターネットユーザーは、わずかでも遅いと感じたサイトからは簡単に離脱します。これは個人差がありますが、サイトの読み込みに3秒以上かかると、ユーザーはサイトから離脱してしまうと言われています。Googleが提唱するUXデザインの指標「Core Web Vitals(コアウェブバイタル)」においては、サイトの読み込み完了までに2.5秒以内が「良好」と判断されます。
なお、サイトの表示速度は様々な要因によって決定されるため、一概にモバイル特化型だから早いというわけではありません。しかしながら、少なくとも他が全く同じ条件ならモバイル特化型の方が読み込み速度は速くなります。
メリット5.先駆的なイメージ
最後に、この手法自体がまだ新しいため、デザインに関して先駆的なイメージを持たれることでしょう。この点に関して1点補足しておかなければならないのは、冒頭で「PCユーザー切り捨てのデザイン」と書いた点です。なぜかお分かりでそうか?
そう、このデザインは、パソコンで見たときにはじめて「モバイル特化型だ」と気付くのです。もしユーザーがスマホだけでアクセスをしていたとしたら、通常のスマホ対応したサイトとなんら変わらないため、モバイル特化型だということに気付かないのです。よって、このサイトはPCユーザー切り捨てではありますが、決して意識していないわけではありません。むしろPCユーザーをしっかり意識しているとも言えます。
- メイちゃん
メリットいっぱいですねー! - チョーさん
そうだね。モバイルユーザーが多くを占めるウェブサイトならメリットは大きいだろうね。特に今は注目されがち。
ちなみにレスポンシブデザインが登場する前は、モバイル特化型とかは言わなかったけど、パソコン版とは別のモバイル版サイトを作るのが普通だったんだよ。 - メイちゃん:
じゃあ原点回帰って感じですか? - チョーさん:
原点回帰?う~ん、ちょっと違うかなぁ。一番違うのは、今のモバイル特化型ウェブサイトはパソコン版をそもそも作らないって点だね。 - メイちゃん:
あ、そっかぁ。パソコンの存在を前提としていない、ってところが一番の特徴でしたもんね。 - チョーさん:
そ。インターネットの主戦場が、もうモバイルになってるからね。それが大きく影響してるよ!
インターネットユーザーの多くはモバイルユーザー
総務省の「令和5年版 情報通信白書」によると、2022年のインターネット利用率(個人)は84.9%で、端末別のインターネット利用率は「スマートフォン」(71.2%)が「パソコン」(48.5%)を22.6ポイント上回っています。
参考サイト:総務省「令和5年度版 情報通信白書(データ集:4. インターネット利用端末の種類(個人))」
上記データは全体の平均のため、モバイルユーザーの割合が高いウェブサイト、低いウェブサイトが存在しています。統計でモバイルユーザーが多いからといって、すぐにモバイル特化型に飛びつくのは危険です。自社のサイトがどういった端末で閲覧されているかは、Google Analyticsなどのアクセス解析をして把握することができますから、まずは調査することをお勧めします。
-
- チョーさん:
例えばリーディットのサイトだと、端末別では実はスマホよりもPCの方がまだ多いんだ。スマホからのアクセスも多いけどね。だからこの戦略はちょっと取りづらい。 - メイちゃん:
ビジネスユーザーが多いせいなのかなぁ?なんとなくビジネスユーザーってスマホよりもパソコン使ってるイメージがあります。 - チョーさん:
それは一理あるね。ビジネスユーザーだからと言って、モバイルを使わないわけじゃないんだけども・・。 - メイちゃん:
あっ、そういえば、このモバイル特化型ウェブサイトにするデメリットって何かありますか? - チョーさん:
デメリットとしてはやっぱりパソコン向けユーザーの切り捨てになりかねないところかな。厳密には切り捨てっていうより、パソコンで閲覧する利便性をつぶしちゃうって感じだけど。 - メイちゃん:
パソコンで閲覧する利便性・・・大きなディスプレイで見たいとかですか? - チョーさん:
そう。単純に大きな画面で見たいってのもそうだし、パソコンに保存したブックマークやアドオンを使えなかったり、単純にスマホでは操作性が落ちるからね。これは調査したわけじゃないけど、パソコンを使い慣れた人にとってはスマホは使いづらいツールなんじゃないかなぁ。
- チョーさん:
まとめ:ユーザー調査やターゲットを考慮したうえで、モバイル特化型は検討の価値アリ!
モバイル特化型ウェブサイトは、スマホユーザーの比率が増えている昨今のインターネット利用状況を勘案して増えてきている手法のウェブサイトです。サイト制作コストの削減や期間の短縮、サイト表示の高速化など様々なメリットが考えられますが、PCユーザーにとってはPC端末でのサイト利用時に不便を感じる可能性もあり、デメリットもある方法です。
自社のウェブサイトが誰に利用されており、また誰をターゲットとしているのかを考慮しながら採用の有無を考えていきましょう。上手くいけば大きくメリットを享受できる手法であると言えます!
登場人物紹介
チョーさん
株式会社リーディット ディレクター
WEBのことならお任せ。WEB業界歴20年のベテラン。猫大好きな二児の父。
メイちゃん
株式会社リーディット 新人営業マン
WEB業界に魅力を感じて入社。地元愛あふれる熱血女子。お酒とドライブが好き。
ホームページ制作対応エリア
Area
▼直接訪問可能エリア
以下のエリアについては、直接訪問の上ヒアリング、打合せ等の制作進行が可能です。
<和歌山県>
和歌山市、海南市、岩出市、紀の川市、紀美野町、かつらぎ町、橋本市、九度山町、高野町、有田市、湯浅町、由良町、広川町、有田川町、日高町、日高川町、美浜町、御坊市、印南町、みなべ町、田辺市
<大阪府南部>
大阪市以南地域に対応しております。
(大阪市、堺市、和泉市、岸和田市など)
▼Webミーティング対応可能エリア
Webミーティング(Zoom、Google Meetsなど)に基本的に全国対応しております。
<和歌山県>
上富田町、白浜町、すさみ町、古座川町、串本町、新宮市、那智勝浦町、太地町、北山村
<その他都道府県>
大阪府北部、兵庫県、京都府、奈良県、三重県
その他全国(東京都のお客様も制作事例が多数ございます)